B12. オプション

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解説

 Plain_Basicのコマンドとステートメントは、初心者教育を考慮して必要最小限に制限しました。しかし、あれば使い易くなる機能を追加する方法を考えることにしました。その方法は、メニューで機能を追加することと、準コマンドとして組み込む方法とがあります。準コマンドは、プログラム文に組み込んでも使うことができます。メニューは、プログラム実行モードでは利用できません。ここでは準コマンドとしての追加仕様であって、OPTIONのキーワードに続けて指定の引き数を使います。


OPTION DEGREE

 組み込みの三角関数(SIN,COS,TAN)の引き数を度で使いようにします。逆関数ATN,ATN2は結果を度で返します。初期設定はDEGREEです。また、Plain_BasicをNEWコマンドで初期化すると設定はDEGREEに戻ります。例えば、「PRINT SIN(30)」は0.5が得られます。

OPTION RADIAN

 組み込みの三角関数(SIN,COS,TAN)の引き数をラジアンで使いようにします。逆関数ATN,ATN2は結果をラジアンで返します。例えば、「PRINT 4*ATN(1)」とすると、3.14159265358979が得られます。OPTION DEGREEの設定であれば、この場合180が得られます。
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