Fantasyフィルタ

フィルタ概要

画像生成例

アルゴリズムの概要

1. Brightness(明度)情報の生成
   1. 元画像に対してX軸方向とY軸方向、それぞれSobel処理を行い、二乗和のルートを取る。
   2. B情報は0〜1の範囲なので、1を超えることがないように1以上は1に丸める。
   3. Sobel処理のままだと黒地に輪郭部が白なので、反転を行う。
   4. パラメタに応じて元画像のB情報とミキシングする(デフォルトは0、元画像の影響は与えません)。
2. Saturation(彩度)情報の調整
   1. HSB分解した元画像のS情報をパラメタに応じて増減させます。
   2. S情報は0〜1の範囲なので、1を超えることがないように1以上は1に丸める。
3. Hue(色相)情報の調整
   1. HSB分解した元画像のH情報をパラメタに応じて回転させます。
   2. H情報は0〜0.999･･･の範囲なので、1以上はその値から1引く。
4. 以上より得られたHSBデータを元に、RGBデータへと変換を行います。

パラメータ

Sobel処理を近傍の3x3(高速)で行うか、5x5(低ノイズ)で行うかを指定します。デフォルトは5です。

輪郭をどこまではっきりさせるか5段階で指定します。
値を大きくすれば輪郭はくっきりと出ますが、ノイズも目立つようになります。
デフォルトは1です。

彩度をどれだけ調整するか指定します。デフォルトは無調整の1倍です。

色相を何度回転させるか指定します。デフォルトは無調整の0度です。

元の画像のニュアンスをどれだけ重要視するか、元画像が占める割合で指定します。
デフォルトは一切元画像を加えない0です。

このフィルタのソースはこちらにあります。

フィルタ製作者からのコメント

なるべく低圧縮な画像を使いましょう。PNG対応しているので非圧縮の画像がいいです。 また、非可逆圧縮系のフォーマットの場合は極端な黒ベタ部分の少ない画像のほうが キレイなフィルタ結果が得られることが多いです。

作成者：森　亮介

作成日：2004/11/24