秋27養色の知恵
漢方では、「養生」という言葉がよく使われる。長寿実現の方策全般をくくるものらしい。「腹八分目」や「医食同源」といったフレーズもここからでている。さて、秩父の自然や暮らし、その折りに触れ訪ねるにつれ、思うのは、「色もまた食」ということ。自らの土地、自らの手で育て自らの目で「良否」を知り、味わう自促の伝統の中で、色は「収穫」の質を判断する指標だ。地にある人は、土の色で、山にあれば森の色で、川にあれば、川の色で自然の状態を知る。この土地には、そんな「養生」の知恵が幾つもある。
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