無10
はかりの重さをしのぶ時
華やかな時代を物語る秩父の蔵ができたのは,主に秩父銘仙で活気のあった,大正から昭和初期に建てられたものが多い。したがって,秩父銘仙と蔵とは,切っても切れない縁で結ばれている。また、当時に建てられた民家は,単なる住宅とは思えないほどの美しい景観をもっている。蔵造,入り母屋造,南京下見板,銅板桶の美しい細工等,秩父は普段の生活の中に,当時の技術の文化が生きている街と言えよう。
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