冬03おたびの原動力

祭りの前日、「御祭禮」と書かれた幟が、お旅所と呼ばれる祭典会場に掲げられる。神社の境内では「達磨」と染め抜かれた絆天に兵児(へこ)帯を締めた粋な若衆が活躍する。
小太鼓が”玉入れ”という叩き方に変わると屋台を方向転換させる軸を入れるため、後輪を持ち上げる作業に入る。組頭の指示で太い角棒が差し込まれると若衆が次々と飛びつき被いかぶさる。台を支点として何トンもある屋台がギシギシときしみながら大きく傾く−。
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