秩父デザインリソース政策研究に関する打ち合わせ(7月定例研究会)

平成8年7月29日

講師 札幌市立高等専門学校 助教授 宮内 博実氏

定点観測関連
・先生が決定した定点観測地点を8月上旬に試験場に連絡することになった。
・定点観測地点の写真を縮小して1つの紙に並べて貼り、それを各月ごとに作っていくことで秩父地域全 体の季節の移り変わりの様子(色の変化の様子)を把握する。このとき、ただ1つの紙に並べるのでは なく、一定の決まりのもとに並べる。
定点観測以外
・各地域の事物の写真を定点観測の写真と同様に1つの紙に並べて貼る。これから各地域の特徴をストー リー化でき、説得力のある資料ができあがる。
・各写真を拡大していくことによりパターンが作り出せるものになるのでパターンを取り出す作業を今後 行う。
・これからは祭りの多い時期になるが、祭りの写真は屋台など祭りの全景を撮るのではなく、例えば屋台 にある彫刻をアップで撮る、或いは祭りの衣装を撮るというふうに祭りにあるきれいな色・形のものを アップで撮る(100o位)ことが重要である。
M.M.COLOR POCKETについて
・これは、43色相×25トーンの1075色に無彩色18色を加えた1093色で構成されており、各 カードの上部に書かれた文字は色相を表し、各色の横に書かれた文字はトーンを表している。
・今後、各班で担当となっている事物を写真撮影していくわけであるが、撮影するもののメインとなって いる色をこのM.M.COLOR POCKETから探してこれを横につけて写真を撮影する。従って、写真撮影をする ときは2名以上のチームを組んで行うことになる。なお、M.M.COLOR POCKETと一緒に撮影した写真は実 際の色取りの資料とはならず、参考資料となってしまうので実際の色取りに使う写真をM.M.COLOR POCK ETを除いた状態でもう一枚撮影する必要がある。

この定例会で行った作業について
・担当している地域のイメージをイメージアンケートの言葉から20語選択して、各班で集計し、その地 域が持つ特徴を把握する。
・担当する地域の特徴がすぐにわかるような名前を各班に付けた。各班の名称は次の通り。

1班 水と岩の里
2班 陽だまりの西谷
3班 山深きどんつき
4班 岩桜
・スライドから、そのスライドを構成している主な色を10色取り出してM.M.COLOR POCKETからその色の 色相とトーンを調べた。
取り出した色の表示方法は
色相/トーン で表示するが、色相及びトーンが2つの間くらいのときは、2つをハイフンでつな いで表示する。(例 5G-7.5G/P、5PB/B.1-B.2)

7月定例研究会出席者(敬称略)
石塚工房 代表 石塚 賢一
級O井捺染 代表取締役 碓井 正男
葛T沢屋 取締役洋菓子チーフ 菊池 政文
久米一級建築士事務所 所長 久米 修
且專熕D物 代表取締役 寺内 秀夫
ハシヅカ設計室 橋塚 晃司
華工房 主宰 木村 和恵
佐々木 直幸
加藤 明美
兜髄屋 代表取締役 関根 昭文
竃尾本店(酒造りの森) 取締役統括部長 矢尾 武広
泣香[ラン 若林 隆士
連絡事項
次回の定例研究会は8月26日(月)13:30〜16:00に行う予定になっていますのでスケジュールの調整をよろしくお願いします。なお、出欠席の確認は後日FAXでお送りする研究会の通知にて行います。ご不明の点やお気づきのことがございましたら、試験場(TEL 22-0134)の情報指導課 金子または井ヶ田(いげた)までご連絡ください。