秩父デザインリソース政策研究に関する打ち合わせ(8月定例研究会)

平成8年8月26日

講師 札幌市立高等専門学校 助教授 宮内 博実氏

・定点観測地点の写真からベースカラーの抽出ができ、行事・花などからアクセントカラーが抽出できる。
・資料が膨大になってから分析するのでは効率が悪いので、今後は定点観測の写真や各種の資料を少し集 めたら、分析するという作業をしていく。
・写真を撮る対象物の名称や説明など各種のデータは必要であるが、名称等がわからなくてもよい。あく まで、写真として美しいものを撮影していくことが重要である。
・定点観測の写真はなるべく同じ角度で撮影できるよう前回撮影したものを縮小カラーコピーして撮影場 所まで持っていき、そのコピーと照らし合わせながら写真を撮るようにする。
・定点観測は今までのようにあまり変化のない季節では撮影は1ヶ月ごとでもよかったわけだが、今後は 1ヶ月ごとでは季節の変化があまりにも大きくなってしまうのでこまめに撮影する必要がでてくる。こ のとき、色がどこから変化してくるのかを捉えることが重要なので、遠景では目立たなくても近景では 目立った変化が見られることがあるので注意が必要である。
(少なくとも3段階以上、変化の課程がわかるように撮影する。)

この定例会で行った作業について
・前回決めた班名と今回決定した定点観測地点の写真があうかどうかを検討し、あわない場合は班名にあ うような定点観測地点を決めた。
・各班の名称からその班の重点項目を探した。この際、ほかの班と重点項目が重複しないようにした。

各班の重点項目は以下の通り。
1班 清流と岩の里(名称を水と岩の里から変更した。)
水の色、季節の変化による水量及び流れの変化
長瀞の岩畳周辺の水辺の植物、昆虫、魚、鳥
長瀞の天然氷
2班 陽だまりの西谷津
谷間の山の斜面にある畑・植物・果物
縁側文化(十五夜、キノコ、つるし柿、養蚕など)
龍勢
3班 山深きどんつき
野草
木の地肌
老人や子供
4班 嶺霞む祭りの里(名称を岩桜から変更した。)
準備段階を含めた祭り
庭造り
札所

※今回の定例会から(株)中農機商会 代表取締役 中 英二さんが研究会に参加することになりました のでどうぞよろしくお願いします。

8月定例研究会出席者(敬称略)
アイダス一級建築士事務所 代表 斎藤 巌
石塚工房 代表 石塚 賢一
級O井捺染 代表取締役 碓井 正男
葛T沢屋 取締役洋菓子チーフ 菊池 政文
久米一級建築士事務所 所長 久米 修
且專熕D物 代表取締役 寺内 秀夫
ハシヅカ設計室 橋塚 千恵
華工房 主宰 木村 和恵
加藤 明美
兜髄屋 代表取締役 関根 昭文
竃尾本店(酒造りの森) 取締役統括部長 矢尾 武広
樺農機商会 代表取締役 中 英二

連絡事項

次回の定例研究会は9月13日(金)13:30〜16:00に行う予定になっていますのでスケジュールの調整をよろしくお願いします。なお、出欠席の確認は後日FAXでお送りする研究会の通知にて行います。ご不明の点やお気づきのことがございましたら、試験場(TEL 22-0134)の情報指導課 金子または井ヶ田(いげた)までご連絡ください。