秩父デザインリソース政策研究に関する打ち合わせ(9月定例研究会)

平成8年9月13日

講師 札幌市立高等専門学校 助教授 宮内 博実氏

・コーディネートの概念図

1.個人・・・ファッション,化粧品,ステイショナリー,アクセサリーなど

中心の色は肌色
2.個人空間・家具,カーテン,カーペット,生活道具,生活雑貨など
5 中心の色は木目の色
3.住空間・・共有スペース,家全体,設備,キッチン,バスルームなど
4 中心の色は石,瓦,煉瓦,土,植物の色
3 4.街並み・・住宅の外観,庭まわり,店舗,道路など
2 中心の色は自然環境の色(狭範囲)
5.都市空間・全体,土木的なもの,都市的なものなど
1 中心の色は山や川などの風土全体の色(広範囲:定点観測)
※2.〜5.には食品がすべてに関わる。
(これはアクセント的なものとして考える。)

・事例紹介

紳士服メーカー エルメネジルド ゼニアの環境保護事業の広告・・・動植物をモチーフにしている。
・写真から色を取っていく際に、次のことを考慮して行う。
A.メインカラー(大面積、小面積)
B.サブカラー
C.サポートカラー@
D.サポートカラーA
A.〜D.で全体のイメージがまとまる。また、同じ色でも数トーン選び出すことによってきれいな ものになる。

この定例会で行った作業について
・各班が撮影した写真のカラーコピーを見て、カラーチップから色を取り出し、4〜8色並べる。このと き、写真の色に忠実なものを探すのではなく、あくまで各色を並べた際にきれいでなくてはならない。
・今後、写真を撮影するときは色をピックアップすること考慮して撮影し、撮影対象としていないものは 写さないようにすることが必要である。

9月定例研究会出席者(敬称略)
石塚工房 代表 石塚 賢一
葛T沢屋 取締役洋菓子チーフ 菊池 政文
且專熕D物 代表取締役 寺内 秀夫
ハシヅカ設計室 橋塚 晃司
橋塚 千恵
華工房 佐々木 直幸
加藤 明美
兜髄屋 代表取締役 関根 昭文
中農機商会 代表取締役 中 英二
連絡事項
9月以降のフィルムの使用計画は以下のようになっています。
1班につき 1ヶ月分 平成9年3月まで
リバーサルフィルム 8本 56本
リバーサルフィルム現像 8本分 56本分
ダイレクトプリント 70枚 490枚
上記を各班に割り当てますので、使用の際は各班の試験場職員まで申し出て下さい。
次回の定例研究会は10月28日(月)13:30〜16:00に行う予定になっていますのでスケジュールの調整をよろしくお願いします。なお、出欠席の確認は後日FAXでお送りする研究会の通知にて行います。ご不明の点やお気づきのことがございましたら、試験場(TEL 22-0134)の情報指導課 金子または井ヶ田(いげた)までご連絡ください。