秩父デザインリソース政策研究に関する打ち合わせ(12月定例研究会)

平成8年12月13日

講師 札幌市立高等専門学校 助教授 宮内 博実氏

・今後の研究手順について

A.地域別或いはテーマ別に写真をイメージスケール上に載せ、スケール分析を行い、ゾーニング を行い、これをパネルにする。パネルの枚数は(5カ所)×(4班)×(四季)=80枚前後
Soft

ゾーニング(意味づけ)
Cool
Hard
B.テーマ毎に代表的な写真9枚を並べてパネルにする。このとき、並べた写真が縦・横・斜めに見 ていったときにドラマができるようにする。なお、作成するパネルの枚数、枠組みは今後、検討 する。
テーマ

C.現在までの作業(写真からカラーチップを使って色出しをする作業)から、面積比を考慮してス トライプで表す作業をする。その後、ストライプをイメージスケール上に貼り付け、ゾーニング を行い、風土色(基調色+強調色)を明らかにしていく。
現在までの作業から
写 真 カラーチップ
ストライプ
ストライプを作成して
Soft
ゾーニング
Cool
Hard
以上のように当面は色のみを扱い、柄と形については色を扱う作業が終わった段階で作業を開始する。

・柄について

コンピュータを用いて幾何学模様をつくる。その後で、先に明らかにしておいた風土色をのせる。こ の作業はMacintoshのイラストレータを用いて行う。

・色、柄、形それぞれについて言えることであるが、イメージスケール上に載せた場合、スケール上に秩 父の中心が現れ、これを他の地域(例えば桐生など)のイメージスケール上の中心と比較することで差 別化ができる。

Soft

桐生の中心
Cool
秩父の中心
秩父の中心
Hard

・今回行った作業の内容

写真からカラーチップを用いて色だし(4〜8色)を行った。
写 真 カラーチップ
写 真
※なお、カラーチップの選択は写真からきれいに見える色を探し出し、
かつ、きれいに見える順序に並べるようにする。
12月定例研究会出席者(敬称略)
級O井捺染 代表取締役 碓井 正男
久米一級建築士事務所 所長 久米 修
且專熕D物 代表取締役 寺内 秀夫
佐々木 直幸
竃尾本店(酒造りの森) 取締役統括部長 矢尾 武広

連絡事項

次回の定例研究会は1月9日(木)13:30〜16:00に行う予定になっていますのでスケジュールの調整をよろしくお願いします。なお、出欠席の確認は後日FAXでお送りする研究会の通知にて行います。また、2月の定例会は10日(月)、3月の定例会は17日(月)の予定になっています。ご不明の点やお気づきのことがございましたら、試験場(TEL 22-0134)の情報指導課 金子または井ヶ田(いげた)までご連絡ください。