秩父デザインリソース政策研究に関する定例会(6月定例研究会)

平成9年6月5日

講師 札幌市立高等専門学校 助教授 宮内 博実氏

・定点観測について

4地域×5ヶ所=20ヶ所からベースカラーを抽出し、さらに季節感をとる。
A班 A地点
9月
10月
11月
秋 冬 春 夏
写 真 写 真 写 真 写 真
写 真 写 真 写 真 写 真
写 真 写 真 写 真 写 真

4〜5色をピックアップし、同じフォーマット(面積比)で配色に置き換える。

そのため、季節による変化が色で明確にわかる。

イメージスケール分析
soft

Warm Cool
Hard

イメージスケール上に12ヶ月分の配色をのせ、季節ごとにくくり、季節変化を把握する。
A班
基本色
季節変化色
春 夏 秋 冬
S S S S
W
H H H H

S
C W
H

S
C W
H
C W C W
季節変化色は四季で分ける。また、イメージスケールで季節変化色がどこにあるのか確認し、季節によ ってどちら側へ移動するのかを把握する。

織物製作
緯糸:ベースカラー
経糸:アクセントカラー
たとえば、「秩父夜祭り」というテーマでつくるとすると、ベースカラーは冬のベースカラーを用い、 アクセントカラーは秩父夜祭りの写真から抽出したアクセントカラーを用いて織物を製作し、できれば 商品となるような形にする。そして、最終的にはアクセントカラーを拾ってきたところで製作した織物 或いは商品と一緒に写真撮影してみて、周りの状況とあっていればよい。
このような形で商品の企画・開発の1つの方向性を示すようにする。

6月定例研究会出席者(敬称略)
級O井捺染 代表取締役 碓井 正男
且專熕D物 代表取締役 寺内 秀夫
ハシヅカ設計室 橋塚 晃司
華工房 主宰 木村 和恵
兜髄屋 代表取締役 関根 昭文
佐々木 直幸

連絡事項

次回の定例研究会は7月11日(金)13:30〜16:00に行う予定になっていますのでスケジュールの調整をよろしくお願いします。なお、出欠席の確認は後日FAXでお送りする研究会の通知にて行います。ご不明の点やお気づきのことがございましたら、試験場(TEL 22-0134)の情報指導課 金子または井ヶ田(いげた)までご連絡ください。