秩父デザインリソース政策研究に関する定例会(8月定例研究会)

平成9年8月25日

講師 札幌市立高等専門学校 助教授 宮内 博実氏

・ポジ→プリント→色落としのそれぞれの枚数をカウントし、撮影地域・撮影対象を記載して、秩父地域 全てにわたって撮影したものであると主張する必要がある。なお、色出ししたものは、そこから厳選し たものであることを示す必要がある。というのは、この研究は学際領域なので、自分の解釈を主張する 必要があるからであり、秩父についてこう考えたと言い切る。(例えば、京都に似て、山と生活の調和 がとれているなど)

・今まで色出しを行った写真の統計について

色出しした写真全体を見た場合、ベースカラー、アクセントカラーすなわち自然物、人工物の間に偏り はあまり生じていなかったが、動物・昆虫、食品・料理等は特に少なかった。また、夏の写真が少なく、 特に7月は1枚もなかった。

・今月行った作業

1.色出しした写真の50%カラーコピーをカード化して、これを用いてテーマ、ストーリーを考えな がら1枚のシートに並べた。
2.定点観測の写真を月ごとに縦に並べ、季節変化を確認した。
なお、研究発表は写真を並べただけの形で行うことにする。さらに、実際に織物としてつくる場合 に縦糸に適用できるように色出し等を行っておく。

8月定例研究会出席者(敬称略)
級O井捺染 代表取締役 碓井 正男
且專熕D物 代表取締役 寺内 秀夫
華工房 主宰 木村 和恵
佐々木 直幸

連絡事項

次回の定例研究会は9月26日(金)13:30〜16:00に行う予定になっていますのでスケジュールの調整をよろしくお願いします。なお、出欠席の確認は後日FAXでお送りする研究会の通知にて行います。ご不明の点やお気づきのことがございましたら、試験場(TEL 22-0134)の情報指導課 金子または井ヶ田(いげた)までご連絡ください。