Degital Media Research Group Report


デジタルメディア研究会報告書 1999年4月


まとめ

本研究では、3次元形状モデルを利用した映像製作とそのモデルの鋳物製作への応用を目的とした。本研究では、このために3つのテーマを設けて調査研究を行った。これらのテーマは、(1)3次元モデルの測定と入力、(2)3次元モデルを利用した映像製作、(3)光造形システムを用いた3次元モデルの実体モデル製作を行った。

このために、3次元モデルの測定装置を利用した測定と入力の調査を行った。そして、デモンストレーションによって各種の入力装置の長所短所をまとめた。次に3次元コンピュータグラフィックスシステムを利用して、3次元モデルを製作し、それを用いたアニメーションを作成した。最後にアニメーションを作成した3次元モデルの実体モデルを光造形システムを利用した製作した。

これによって、本年度の研究調査項目の課題が解決できたことから、来年度は以下の課題に取り組む予定である。 (1)アニメーションで変化した3次元形状を取り込み、それの実体モデルを製作する。(2)さらに実体モデルから鋳物製作の方法を調査研究し、鋳物作品を制作する。これらの製作手順をもとに、キャラクタや3次元モデルの製作を行い、映像(アニメーション)を製作する。そして、鋳物技術者や映像製作者と協力して、新たな産業として、映像と鋳物の融合技術を提案する。


Copyright Degital Media Research Group 1999/4/