Research History
コンピュータグラフィックスを中心として、インタラクティブモデリング、感性情報処理など情報技術の基盤学問を研究してきました。現在は、それらの技術をもとにデジタルコンテンツ制作、特にアニメーションやゲーム制作支援手法の開発の研究を行なっています。
コンピュータグラフィックスの研究では、特に『非写実的な画像生成』および『コンピュータアニメーション』について扱っており、これらの研究成果は映画、ゲームなどの映像制作分野に応用されます。
インタラクティブモデリングの研究は、スケッチを利用した3次元形状の入力を扱っており、描いたスケッチから3次元モデルを生成する手法を開発しています。これは設計生産におけるデザイン支援システムへ発展しています。
感性情報処理は人の印象や感性をコンピュータで取り扱う手法を提案するもので、画像や映像の特徴、配色とデザインなどへ展開しています。これは人とコンピュータとのインタフェースを向上させるとともに、映像制作者の知識をコンピュータで扱うことができるようにするデータベース(我々はデジタルスクラップブックと呼んでいます)を構築しています。これらは、映像制作者の知識を体系化する重要な研究です。
Non Photorealistic Renderng 1980~
コミュニケーションを助ける画像表現、インタラクティブレンダリング、絵画表現、リアルタイムCG強調表現などを研究。NPRというキーワードがない時代から、この分野を研究しています。
Interactive Modeling 1983~
CG Animation 1992~
Kansei Information Processing 1992~
デザイン支援のための画像特徴分析、配色デザイン、感性データベースなどを研究してきました。キャラクターメイキングのための配色デザインにも展開しています。
Digital Contents Creation 2007~
アニメやゲームのためのシナリオライティング、キャラクターメイキング、ライティングやカメラワークの分析とデジタルスクラップブック、デザイン支援手法などの研究をしています。
Contents Producing & Production Technology 2007~
CGアニメーション、ゲームデザインやゲーム制作技術に関係する研究、特にゲームデザインでは、生体情報を利用したデザイン手法の提案やユーザインタフェースデザインの分析と提案、リアルタイムグラフィックスやゲームで利用するためのNPRなどの研究をしています。