1. 基礎知識の穴埋め

1.2 計算機から電卓までく

1.2.5 電卓はメモリを一つ使う

目次へ戻る; 前のページ; 次のページ;

 電卓にはMの字のついた処理キーが幾つかあります。これは、一つの加算レジスタが別にあって、これをメモリとして使います。主な利用は総計計算(grand total)の記録です。コンピュータの場合には、メモリを内部的に何メガの単位で準備しますが、利用方法の原点は電卓のメモリの使い方と同じです。したがって、コンピュータのプログラミングを考えるとき、電卓の1個のメモリを使いこなす手順を理解しておくことが役に立ちます。電卓はれっきとしたコンピュータですが、その基本構成は三つのレジスタと一つのメモリです。パソコンのプロセッサは、この延長にあって、レジスタの数も種類も多く、メモリを多く使うことができ、レジスタを扱う多様な命令が準備されています。


次のページ;