2. 簡単なテュトリアル(tutorial)

2.3 ご破算で願いましては

2.3.1 Plain_Basicを初期化する方法

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 算盤の読み上げ算は、最初に「ごわさんで願いましては」と言って零に戻す操作を促します。同じことを電卓ではクリアと言い、Cの字がついたキーが使われます。Plain_Basicの利用では、プログラムを立ち上げた状態が「ごわさん」に相当します。Plain_Basicでは、クリアに相当する処理が4つあります。これらは総てコマンド入力で指示します。

  1. NEW:    変数とBASIC内部プログラムをクリアします。OKと返事のリストが出ます。
  2. CLS:    clear screenの意味であって、テキストエディタの画面を消去します。
  3. DPERAS:  グラフィックス画面を消去します。
  4. ERASE:   引き数で特定の変数や配列を指定してメモリから消去します。
ウインドウの画面は、前の処理結果がそのまま残っていますので、Plain_Basicを立ち上げ時と同じように「サラ」に戻すのは(1)から(3)までの処理をします。(4)は内部プログラムの実行のときに、内部の変数領域を効率的に使うため、不用になった変数領域をクリアするためです。大きな行列を余分に宣言しなければ、通常の利用で使う必要はありません。


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