B1. プログラム編集

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解説

 Plain_Basicのプログラム文は、直接モードで、行頭にラベル(行番号)を付けてコンソール入力枠から入力します。プログラム文は、番号の昇順で内部メモリに書き込まれます。行番号を毎回入力する手間を省くため、行番号の自動発行のモード(プログラム編集モード)があります。コマンドの AUTO を入力すると、プロンプトの表示が変わって、整数の番号が発行されますので、入力枠に数字番号無しでプログラム文を入力します。プログラム編集モードから抜けるときは、コマンドの EXIT を入力すると直接モードに戻ります。テキストファイルでディスクに保存(SAVE)、読み出し(LOAD/MERGE)ができます。ファイルの拡張子は、.bas を良く使いますが、Visual Basicのソースコードと衝突しますので、ユーザの方で適当に決めることができます。.txt が無難でしょう。読み出しのとき、フォルダ名やファイル名が間違っているとき、または、ファイル名を省略しても、コモンダイアログボックスを表示しますので、そこでファイル名の指定ができます。ファイル名の英字は、大文字・小文字を区別しません。

 プログラム文の全部または部分を見たいときに、コマンドのLIST でテキストウインドウに出力できます。プログラム文の修正や追加は、行番号を付けて入力します。番号だけを入力すると、その番号ラベルの文を消去します。部分的または全部のプログラム文を消去するときに DELETE を使います。

 行番号を付け直すときに RENUMを使います。ただし、プログラム文中のGOTO文、GOSUB文のラベルは、現在のバージョンでは変りませんので、注意して修正しなければなりません。修正作業などは、テキストウインドウの文字並びをコピーして、入力枠に貼り付ける編集機能を利用することができます。


AUTO [starting_line] [,increment]

 編集モードにして、自動的に行番号を発生します。省略値は AUTO 10, 10 と同じです。
例: AUTO 100, 10   (100から始めて10刻みの番号を発行します。)
例: AUTO , 20     (初期値はデフォルト値の10で、30,50,...と発行します。)
例: AUTO        (初期値はデフォルトの10で、20,30,40...と発行します。)

EXIT

 編集モードから直接モードに戻ります。

DELETE [starting_line] [- endline]

 プログラム文の指定された番号の行を削除します。指定を省略すると全ての行が削除されます。
例: DELETE 100     (行番号100の一行だけを削除します)
例: DELETE 100-800   (行番号100から800の範囲にある行を削除します)

RENUM [new_line_number] [[,old] [,step]]

 古いプログラムの行番号を付け換えます。番号指定を省略すると、AUTO 10,10と同じ並びになります。途中から若い番号に付け替えても、全体としての並びは変りません。そのときは、一旦仮の名前でSAVEし、改めてLOADし直すと昇順に揃います。
例: RENUM 10, 100, 10   (100番の場所を10とし、以降を20,30,40とします)

LIST [starting_line] [- endline]

 Plain_Basicのプログラム文をテキストウインドウに書き出します。番号指定を省略すると全プログラム文をリストします。
例: LIST 70-90
例: LIST 120

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