B9. プログラム実行制御
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解説
Plain_Basicのプログラムは、RUNコマンドの入力で開始されます。実行は、原則として先頭行からラベルの昇順に行われ、プログラム行が終わったところで直接モードに戻ります。実行順序の変更を制御するプログラム文は4種類あります。IF, FOR, GOSUB, GOTOです。
IF condition THEN statemen-1 [ELSE statement-2]
condition の条件判断を行い、真であれば THEN 以下の statement-1 を実行し、偽であれば ELSE 以下の statement-2 を実行します。condition部分は論理式と解釈されます。数式であれば、0が偽(false)、0以外は真(true)の扱いです。IF文は文字数が多くなることが多いので、一行に納まる方法の工夫が必要になることがあります。この場合には、GOTO文を使って別の行に制御を飛ばす方法を使います。マイコンのBASIC言語では、キーワードのGOTO無しの書式も許していますが、Plain_Basicでは、statement-1/2共にキーワード名または代入文の変数名で始めなければなりません。
FOR variable = initial TO final [STEP size]::::NEXT [variable]
FOR 文と NEXT 文の間の一連の命令を指定回数だけ繰り返し実行します。STEP の省略値は 1です。
例:
FOR J=1 TO 2
FOR J=1 TO 10 (JのループはIのループの入れ子です)
PRINT A(I,J)
NEXT J
NEXT I
GOSUB line-number :::::: RETURN
指定された line-number から始まるサブルーチンをコールし、サブルーチン内の RETURN 文によって、GOSUB 文の次の文へ制御が戻ります。
GOTO line-number
指定された line-number へ無条件で制御が移ります。直接モードで行番号を指定して入力すると、変数領域をクリアしないで実行に入ります。前に実行したときの変数を利用したいときに使うことができます。
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