附録F 透視図の計算式

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 一般的に良く利用する一点・二点・三点透視投影の実用計算式をまとめた。中心投影の変換原理の説明にはカメラをモデル化して利用する。このカメラは焦点距離fのレンズが付いていて、レンズ中心を原点とした透視座標系(x',y',z')を持たせている。カメラは、世界座標系(x,y,z)の中でd=(d1,d2,d3)の位置にある。カメラの向きは、最初カメラ座標系と世界座標系とを平行に置いた状態から、パン・スィング・ティルトの連続した3操作で回転させる。カメラのフィルム面に相当する投影面には投影面座標系(y",z")がある。この原点はカメラの光軸が通る位置であり、透視図の中央に置く。透視変換は、対象物の世界座標(x,y,z)を投影面座標系(y",z")に変換することである。次の事項は実践的な約束として使われる。


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