2. 簡単なテュトリアル(tutorial)

2.5 プログラム文の編集と実行

2.5.3 コマンドとステートメントの区別

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 Plain_Basicの予約語の一覧は、機能別に分類したものを表2.1に示しました。この予約語は、大別してコマンド用とステートメント用に分けて理解します。コマンド(command)とは、引き数を持つこともありますが、基本的には単独で機能する小単位のプログラム名です。例えば、LIST, LOADが代表的なコマンドです。直接モードで使うのが基本ですので、プログラム文に使うとエラーです。ステートメント(statement)は、予約語を含んだ文の形式を持ちますのでプログラム文と訳すこともあります。一般に、プログラムの実行時(実行モード)には、複数行のステートメントを組みにしないと完全には機能しません。例えば、FOR文、GOSUB文がそうです。PRINT文も、別のステートメントで値を代入した変数を参照しますのでステートメントですが、コマンドとしても使うことができます。これを表2.1のモード別分類では準コマンドとしました。Plain_Basicではコマンドとステートメントの区別がやや曖昧です。一般のコンパイラ型の高級プログラミング言語では、直接モードでの実行がありませんので、コマンドの使い方はありません。


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