3. プログラミングの文法

3.1 プログラミングは一種の英作文である

3.1.3 最初からコンピュータ側が理解している用語が予約語である

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 英作文をするとなると、単語と文法の知識が必須です。プログラミングの場合には、必須の単語の種類は多くありません。これが予約語、またはキーワードです。これを補うため、ユーザ側で自分の都合のよい変数名や処理名を決める自由度があります。第三者が作成した処理を流用したいときは、そちらで決めた名前を使います。そうすると、見掛け上、覚えなければならない単語の数が一挙に増えます。初心者が、例えば高級プログラミングのC言語を覚えようとするときに、標準ライブラリの関数名に一通りの知識が必要になること、隠されている別ファイルに用語が宣言してあることが、理解を難しくしている一つの理由です。Plain_Basicでは、表2.1で示したように予約語の数が60程度ですし、余分なライブラリを使いませんので、全部を覚えるとしても簡単です。Plain_Basicでは、予約語の全リストをHELPメニューKeyword Listを使うとテキストウインドウ画面に表示します。また同じくManualを引けばHtmlHelpで説明を見ることができます。


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