代数式「A=B+C」は、数学表記で見れば等式と言い、「B+C=A」と書いても意味は同じです。しかし、プログラム文の構成では、後者の書き方を許していません。処理の動作で見れば、前者の表現は「B+C→A」の動作を表します。電卓の動作も、またコンピュータ内部でもこの順で計算が実行されますので、プログラム文をコンピュータが解読するときは、内部で手順を変更します。そのため、この代数式は、プログラムの構文では論理的には二つに分けます。右辺の「B+C」の部分を式文、イコール記号=で繋ぐ形式を代入文(assignment)と言います。そして、Aをイコール記号の左辺値(lv: left value)、右を右辺値(rv: right value)と言うことがあります。代入文の内部処理は、「lv←rv」の逆順です。