3. プログラミングの文法

3.3 非実行文と実行文

3.3.1 定義と宣言は非実行文とする

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 プログラムの構文を説明するとき、その文がする処理について、非実行文実行文とに分けます。これは、プログラマ側、つまりユーザ側に説明するときの便宜的な分類であって、コンピュータ側ではどちらも何らかの処理を伴います。プログラミングはコンピュータに伝える文書を作成する作文作業ですので、最初に約束事をコンピュータに伝えます。これが非実行文であって、大部分は定義宣言です。表2.1に示したPlain_Basicの予約語では、5.デバッグ機能、6.型の定義、7.変数と配列の管理、8.データ入出力文の中のDATA、がそうです。残りが実行文に使う予約語です。あらかじめ定数などを決めておくのは、Plain_Basicでは代入文で行いますが、高級言語では定義と宣言で扱うことも行われます。


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