繰り返し計算は、何かの終了条件を判定して繰り返しを中止しなければなりません。その判定は、原理的には、後の節で説明するIF文の条件式を使います。FOR-NEXT文は、この判定に媒介変数の大小比較を使いますので、他の条件を使って繰り返しを停止したいときに困ります。例えば、数の並びを順々に見ていって、特定の数が見つかったところで、その位置を持ってループを出たいとします。それはGOTO文を使うことになるのですが、そうするとNEXT文の約束が破られますので、次に別のFOR-NEXT文に入ると、おかしな結果になります。そうかといって、FOR-NEXT文の最後まで付き合っていたのでは無駄にループを回ります。そのため、条件文で繰り返し計算を抜ける方法が必要です。Plain_Basicでは使いませんが、良く使われるキーワードがwhileです。C言語では一種類ですが、Visual Basicには種々の変形があります。単純な形は、While, End Whileの対で使います。Do, Until, Loopのキーワードを組み合わせた制御方法もあります。