3. プログラミングの文法

3.5 制御文の使い方_その2:GOTO文とGOSUB-RETURN文

3.5.3 GOTO文を使うときの注意

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 GOTO文は、決められたプログラム文の順番を無視して飛び出し、別のところに飛び込みます。FOR-NEXTで囲まれたループ枠から外に飛び出したり、また、その中に飛び込んだりすると、NEXTの制御条件が狂いますので、なにが起こるかの予測が付きません。そのため、最初から、飛び出し・飛び込みを避けるか、飛び出しても元に戻るようにプログラミングを工夫します。このことを保証する制御文は、次に説明するGOSUB-RETURNの対です。また、重複するFOR-NEXT文は、入れ子構造に多重化するように使います。プログラム文単位では文法的に(syntactic)正しくても、文の組み合わせで意味的な(semantics)使い方に誤りがないようにプログラミングをしなければなりません。Plain_Basicは文法エラーにはメッセージを出すようにしてありますが、論理的なエラーを判断する機能はありません。高級言語では、部分的ですが論理的な構文エラーにも警告を出してくれます。


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