高級プログラミング言語を使って全体で大きなプログラムを作成するときは、幾つかの小単位のプログラム単位を繋ぐようにすると管理し易くなります。この単位のことをサブルーチンやファンクションなどにまとめます。これらを個別にファイルにまとめるのも、また、全体を大きな一続きのファイルに詰め込むのも扱い難くなりますので、幾つかの単位をまとめてファイル化します。Plain_Basicは教育利用を主な目的としますので、最初から一続きでプログラム文の集合を書き、これ全体を一つのファイルにします。ファイルの寸法も、約30KB以内に制限しました。この内部に、サブルーチンと同じような機能を持つ独立した小単位ルーチンを含ませることができます。これを利用する方法は、呼び出したい場所で、「GOSUB 2000」のように飛び込み先のラベルを指定します。そこでは、一区切りの処理が済む場所にRETURN文を入れます。そうすると、制御はGOSUBの呼び出し位置の次に帰って、処理が続行されます。飛び込み先は、整数ラベルだけで、特別な見出しを使いませんので、コメントなどで分かるようにします。この扱い方に慣れると、高級言語でのプログラミングでの、サブルーチン、モジュール、プロシージャなどを組上げるときに、考え方の応用が利きます。Fortranではサブルーチンを呼び出すときに CALL subname の書式を使います。Visual BasicもCall文を使います。しかし、C/C++言語では、CALLなどのキーワード無しに直接サブルーチン名を呼ぶ書式です。