3. プログラミングの文法

3.6 制御文の使い方_その3:IF-THEN-ELSE文

3.6.1 二つの内どちらかを選ぶ処理が基本であること

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 プログラムの実行位置を一意に変えるのはGOTO文ですが、何かの条件判断して、「右か・左か」のように、二つある選択肢のどちらかを選択して実行位置を変更する方法が必要です。これには「IF condition THEN statement-1 ELSE statement-2」の構文(IF文)を使います。Plain_Basicでは、プログラム文の一行文字数を多く許していませんので、条件(condition)と二つのステートメント(statement-1/-2)が長いと、一行に納まらないことも起こります。一行の文字数を節約する方法の一つは、statementにGOTO文を使って次に実行するプログラム文の入口を指定します。第二は、条件(condition)が成立しないとき(false)の処理をデフォルトとしておけば、ELSE以降を使わなくても済みます。三つ以上の選択肢があるときは、Plain_Basicでは、面倒でもIF-THEN-ELSE文を二つ以上組み合わせます。高級なプログラミング言語では、多重な条件が処理できる文法がありますが、その基本として単独のIF-THEN-ELSE文を省略なしに使う方法を理解しておくことが大切です。数値計算では論理判断があまり注目されませんが、これが理解できないと実践的な計算が組み立てできません。


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