一般に、コンピュータプログラムは、プログラム本体が一つで、外部装置であるディスクにデータを個別にファイル単位で作成しておいて、ファイルを選択して処理します。したがって、プログラムから見れば、ファイルはプログラムの外にあります。しかし、特に外部ファイルとは言いません。Plain_Basicは、一つの実行形式のプログラムですので、Plain_Basicから見れば、Basic文で書いたプログラム文がデータに当たります。複数のBasicプログラムファイルを作成し、それを選択して読み込み、実行させます。そのBasicプログラムが、個別に処理用のデータファイルを必要とすると、ファイルの種類が増えますので、どのBasicプログラムがどのデータファイルを使うかが、ファイル名だけでは分からなくなることが起こります。学校教育で利用すると、受講者の数が多くなりますので、この問題が発生します。これを避ける一つのアイディアが内部ファイルと言う概念です。これは、プログラム文とデータ文とを一つのファイルにまとめる方法です。データ文の方は、プログラム文から言えばファイルの扱いですが、プログラム文と同居していますので、内部ファイルと言います。