現在のパソコンの環境では、ユーザレベルで、ソースプログラムを読み込んで、それに修正を加えて実行することは殆どありません。そのため、Plain_BasicにあるようなLOAD/MERGE命令はなく、完成して変更のできないプログラムを読み込んで実行させます。実行形式になったファイル名を指定することは、Plain_Basicの環境ではLOADとRUNのコマンドの対に当たります。Plain_Basicは、初心者のプログラミング教育を意識していますので、プログラム本体もデータも、テキストデータとして編集することができて、すぐに実行ができます。その具合を見て、何度でも修正を加えて試すことができます。内部ファイルの扱いを習得していれば、外部ファイルを扱う場合に、殆ど同じデータ構造で設計することができます。実務に利用するプログラムは、プログラム本体やデータが簡単に変更できると、安全管理(security)の面で問題を起こします。しかし、この試行の段階はバグの発見に役立ちますし、種々の知恵を試すことができます。