コンピュータグラフィックスは装置に依存しますので、装置が変っても、プログラムを書き換えることを最小限にして、同質の作図が得られる方法が必要です。このために標準化の努力がされてきました。作図装置本体を制御する命令の種類は多くありません。「装置の選択をする・座標を指定して・線を引く・点を打つ・線または点を描かせるペンの種類を選ぶ」の五種類が基本です。これらを組み合わせれば、殆どの作図ができます。これだけではユーザのプログラミングの負担が大きくなりますので、種々の応用ルーチンが提案され、ソフトウェアも販売されています。Windowsの環境では、Windows APIを間接的に利用するように制限され、これが一種の標準になっています。これらは、それなりに便利ですが、欲を出すと切りがありません。Plain_Basicでは、グラフィックスの基本的な使い方を理解できるように、上の五種類を実現するようなコマンドに限定してあります。これだけでも、かなり興味のある作品を作ることができます。これは例題を参照して下さい。