Plain_Basic 言語仕様書

A6. 変数への値の代入

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A6.1 数は、0,1,-654、3.456, 1.2E-5、 0.234E3 の様に表します。2進数、8進数、16進数の表現は使いません。

A6.2 数値データの入力、並びに計算は倍精度数(約16桁)の精度で行なわれます。

A6.3 PRINT文での数値の出力精度は、デフォルトの書式変換を使い、約10桁です。

A6.4 文字データは、例えば"BASIC123"のように引用符で囲み、最大半角15バイトです。

A6.5 変数、配列へ数値を代入するときは、代入文またはREAD文を使います。ファイルからのデータ入力要請に使うINPUT文は定義してありません。それに代わる方法として内部ファイルの概念を使い、これを読み出すのがREAD文です。これは次の様に使います。
READ 変数名並び <===> DATA 数値の並び

A6.6 変数名並びとは、単純変数名、添字つき配列名、添字なし配列名を、コンマで区切って並べたリストです。添字なし配列名に要求される数値の個数は、その配列の寸法個数です。

A6.7 数値の並び(リスト)は、次の様に表すことができます。

  1. (1) 1.2,1.3, 5 6 7,10. 3.14 ;コンマでなくても空白で区切れます。
  2. (2) 3 TO 10, 1 TO 0 STEP -0.1 ;FOR-NEXT文の仕様でくり返す指定です 個数の勘定を間違えない様にします。
  3. (3) 10*6.0, 100*1, 3*0; n個×同じ数値の意味です。
  4. (4) 5*/,7,8;最初の 5個分の領域を読みとばして次の二つに 7,8と代入します。同じ変数並びに入力させるとき、部分的に以前の数値を生かすときに使います。
  5. (5) 5,6,7/;3個の数値を代入して終とします
  6. (6) "BASIC";文字データは15文字以内を単位として、引用符で囲みます。

A6.8 変数に代入される数値は、その変数の型に合わせた標準化が行われます。


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