C3. グラフィックス

C3.0 一般

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 Plain_Basicは、グラフィックス表示専用の子ウインドウ(タイトルバーの名称はCanvas)を使います。親ウインドウの中と言う制限がありますが、位置と寸法を自由に設定できます。したがって、作図は、自動的にCanvasの寸法に合わせるように線図で描きます。この条件を考えて、Canvas上のウインドウ座標系の設定と図形寸法の変換を次のようにしてあります。

  1. カメラを使って、二次元の平面世界座標系(右手系)を視野に納めることを想定します。
  2. カメラの光軸が狙う世界座標を(WX,WY)、視野に納める全横幅をWWとします。
  3. カメラの設定をコマンドDPWIND WX,WY,WWで行います。デフォルトは、DPWIND 0,0,640です。
  4. 撮影は、平面世界座標に描く図形を擬似的なフィルムに記録すると考えます。
  5. フィルムの横×縦の寸法比は4:3です。この比は標準グラフィックスモニタと同じです。
  6. このフィルムを、Canvasに中心に最大に接するように焼きつけると考えます。
  7. Canvasの横縦寸法比は、フィルムのそれと違いますので、天地または左右に余りが出ます。
作図は、線図で描き、塗り潰しの仕様を使いません。最も基本となるコマンドがDPMOVE/DPDRAWの対です。これを応用すれば殆どの作図ができます。ただし、基本的な図形のうち、円を描かせるDPCIRCを準備しました。線の長さはCanvasの寸法変化に対応して変化します。しかし、線の太さや線種(実線、破線など)、文字寸法などはビット単位の仕様で決められていますので、Canvasの寸法が変化しても変化しません。Canvas上の文字寸法は、コマンドではなく、FONTメニューで変更します。


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