
円・楕円・放物線・双曲線は、代数的には二次曲線に分類されています。円や楕円は、sine, cosineなどの三角関数を使わなくても、簡単な二次式を応用して作図できるのがコンピュータグラフィックスの面白さの一つです。楕円に外接する平行四辺形を考えます。一つの頂点とその両側で楕円と接する二点を取り出し、その間の4分の1楕円部分を描く曲線を繋ぎます。作図データは、三角形の3頂点P1, P2, P3の座標です。P1で辺に接するように曲線が始まり、P3で反対側の辺に接するように、途中の座標を計算して多角形で描きます。途中の座標の分割を細かくすれば滑らかな楕円(1/4部分)になります。パラメータAを変えてGOTO 210を実行すると残り楕円(3/4部分)を描きます。このプログラムは、事項のdrawcurve.txtの中でサブルーチン化して、GOSUBで参照するようにしてあります。(図4.2 ex42ellipse.txt)